47 古代日本の渡来人の割合

2024年03月13日 17:26

古代日本はがら空きだった

 アイヌ民族が先住していた古代日本へ、韓半島から新技術を携えて渡来人がやってきた。現在通説となっている先住民族と渡来人の比率はなんと2対8、もしくは1対9。ほとんどガラ空き状態の日本に、木を求めて渡ってきたのは古朝鮮の二大部族のひとつ穢人であった。すなわち朝鮮半島南部の製鉄国大伽耶の建国者イジンアシとその同母の妹である。日本における名はイザナギとイザナミ。日本人なら誰でも知っている日本を建国した夫婦神である。
 2010年韓国MBCで放送されたドラマ「鉄の王金首露(キム・スロ)」。金官伽耶国の建国者キム・スロが主人公のドラマである。主人公キム・スロとその異父弟であり、大伽耶の建国者イジンアシ、そして新羅代4代王昔脱解(ソク・ダルへ)がドラマの主な登場人物である。ソク・ダルへの子孫は2世紀半ばに日本に進出した天日槍(アメノヒボコ)であり、最新の製鉄技術を伝えた。そして天日槍の子孫こそ7世紀の日本を支配した蘇我一族である。イジンアシは日本の建国者とされるイザナギ。そしてキム・スロの宝剣は、日本の天皇即位の儀式に必須の三種の神器の一つ「草薙の剣」である。古代の韓半島と日本の関係を知ってドラマ「鉄の王金首露」をみると格別の面白さがある。

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