絵ピソード

その86

   世界三代投資家の1人に、ジム・ロジャーズ氏がいます。2017年12月13日の週刊現代に、アメリカの投資情報ラジオ番組、Stansberry  Invesuton  Hourが、ジム・ロジャーズにインタビューした記事が掲載されています。彼の言葉は以下のとおりです。
   「  もし私が10歳の日本人だったら、自分自身にAKー47(  カラシニコフ銃 )を購入するか、この国を去ることを選ぶ。何故なら今10歳の日本人である彼、彼女たちは、これからの人生で、大惨事に見舞われるだろうからだ。私は日本という国が大好きだ。その日本が衰退していく姿を見たくない。死ぬまで美味しい寿司を食べていたい。しかし私の願いは叶いそうにない。
   日本銀行が今の金融政策を続ける限り、私は日本株を所有し続けるつもりだ。何故なら日本の株価は上がり続けるから。しかしこれは、日本政府が人為的に株価を釣り上げているに過ぎず、一部の大企業や富裕層がその恩恵を受けているに過ぎない。円安や株価上昇で日本人の生活は良くなったか。答えはNOだ。アベノミクスは危険な政策で、短期的に投資家や大企業を潤すだけだ。
   このままいけば、今10歳の日本の子供が40歳になるころには、日本は大変なトラブルを抱えざるを得ないだろう。借金は毎年膨張し、人口は毎年減少していく。そのツケは必ず回って来るのだ。20年後に振り返ってみた時には、安倍首相は日本経済を破壊した張本人として歴史に名を刻んでいることだろう。
   しかし対策はある。まず財政支出を大幅に削減し、減税を実施する、この二つを断行するだけで状況は劇的に改善する。可能で簡単なことだ。ところが安倍内閣はこれと真逆なことをやっている。無駄な橋や高速道路を作ることは狂気の沙汰だ。なのに財政支出をカットすると選挙にマイナスだと考えている。国民の未来より、選挙に勝つことを重視している。借金を増やして平気なのは、返済をするのはあくまで後世の人間で、自分が死んでからだと考えているから。負担を全て押し付けられるのは日本の若い世代なのだ。
   それでも、日本人はカラシニコフ銃を手にすることはできないし、簡単に日本を去ることもできない。・・・・・」
   ロジャーズ氏のいう簡単で可能なことが首相以下政治家たちには何故できないのでしょうか。何故マスコミは「危険なアベノミクス」「 若い世代にツケを回すな」という大キャンペーンを張らないのでしょうか。

その87

  窪田順生ノンフィクションライターが2018年12月27日にアップしたインターネットの記事によると「公益財団法人日本生産性本部」が、日本の2017年の労働生産性が主要先進国7カ国(G7)で最低だったと発表した。しかもこのワースト記録は、ドル危機が起こった1971年から47年間も続いている。このままでは東京オリンピックまで50年間生産性を上げられなかった先進国という世界タイトルを獲得してしまうのは確実である。この最悪な事実を、欧米人に都合の良い指標だから気にしなくてもいいとスルーし続ける日本政府の態度はあまりにも危険だ。これはあまりにも異常なことで、日本の社会システムが狂っているからだということを素直に認めるべきではないだろうか。
   日本中の労働現場で叫ばれている「もっと効率よく!」「労働時間をもっと短く!」という取り組みは労働者を苦しめるだけで、残念ながら生産性向上には寄与しない。むしろこんなトンチンカンな方法をとり続けているから47年間も生産性が低いままなのだ。生産性と効率の良し悪しはあまり関係ない。生産性というのはあくまでも国民一人当たりのGDPなのだ。
   何故日本は生産性が低いままなのか?それは商品の高い付加価値が実現されていないからである。日本人は高品質の商品を安く売っているのだと自慢するのは全くのピント外れである。高品質の商品を何故安く提供できるのか?それは労働者の異常な低賃金ということに尽きるのだ。この不都合な真実に皆気づかないふりをしているのだとでも考えなければ、47年間も日本の生産性が低いままである事実に説明がつかない。」

その88

   高品質商品を低価格で提供するのが日本の自慢⁉️ビジネスはボランティアではありません。高品質のものは高価格で提供するべきではないでしょうか。例えば高品質な商品を今の2倍の値段すなわち正当な価格で売れば、今すぐ日本のGDPは1000兆円になります。そうすれば国民一人当たりのGDPは769万2307円となり世界7位、アジアでは1位となります。そうすれば日本国民も高品質高価格の製品が無理なく変えますし、日本の生産性もすぐに向上します。日本は内需の国で85パーセントが国内消費ですから、日本経済はその質にふさわしい大きな成長を遂げることができます。 2018年日本のGDPは497兆で世界3位ですが、一人当たりGDPは、世界26位432万3440円です。27位イタリア、28位韓国と続きますので、G7のイタリアは抜いてビリ2になりましたが喜べません。
    大体国家公務員上級職に合格するのが東大文三つまり法学部出身が多いということはおかしくありませんか。玉虫色の解釈ができて、抜け穴が随所にある法律案を作るのは得意でも経済音痴では話になりません。一目見ただけで全てのページを暗記できるという異常な能力があっても、先例のない少子高齢化の道を歩んでいる日本のグランドデザインを考える創造力はあるのでしょうか。
   試験成績の上位が財務相に配置され、定年までその配置が変わらないというあり方は公務員としておかしくはないですか。また霞が関では東大にあらずんば人にあらずという風潮があると聞きますが、これも時代遅れです。杉林は美林ですが病気になりやすく、雑木林は栄養のある腐葉土を作って海の恵みを生み、秋の紅葉が見事です。日本全国の大学から広く人材を集め、4、5年に一度は配置転換をする。そうすれば悪しき縦割り行政やセクト主義は無くなります。何より閉ざされた省内の出世競争に見切りをつけ、天下りや渡りを繰り返し、名前だけの特殊法人を乱立させて税金を無駄遣いする官僚制一番の悪弊がなくなります。上級職公務員ですから相当額の報酬を保証されて当然です。大企業並みの高給を取って、国民のための行政はどうあるべきか、日本の頭脳としてのプライドを持って働いてほしいものです。各省を横断して話し合うことによって省益などという歪なものではなく、真の国益を実現して欲しいと思います。選挙のことしか考えない、ムラ政治に胡座を掻いている古臭い国会議員など足元にも寄れない有能さを国民のために発揮して欲しいものです。

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