昨年の8月末以来のブログです。HP会社のクレヨンさんからお知らせがあり、ブログの文章に絵文字が使えるようになった、とのこと。そこで書く気になりました。字体も変えてみました。
今『東海道中膝栗毛』を読んでいます。作者の十返舎一九に興味があるからです。もちろん現代語訳で、少年少女世界名作文学全集の中の一冊なので読みやすく、ほんとに笑えます。面白い。狂歌が散りばめられており一九の駄洒落センスが光ります😆なぜ一九に興味があるのか?それは謎の浮世絵師写楽の正体を知っていて、それを著書『初登山手習方帖』の中につぶさに明かしている人物が一九だからです。
浮世絵も今更ながら、葛飾北斎の『富嶽三十六景』、歌川広重の『東海道五十三次』、同じく広重の『江戸名所百景』を買い求め、眺めているところです。世界史上有名なパックス・ロマーナ(古代ローマ帝国の平和)の180年間をはるかに凌ぐ260年間のパックス・トクガワーナもしくはパックス・ジャパーナを記録した日本の平和な徳川時代に花開いた町民文化を象徴する世界に冠たる浮世絵の素晴らしさ。ゴッホもマネも衝撃を受けた日本の浮世絵の魅力を遅まきながら堪能している今日この頃です❣️
数ある浮世絵の中で異色なのが写楽です。何よりたった250年前に存在していた江戸時代の人気浮世絵師なのに、その正体がわからないというのですから不思議です。活躍したのがたった10ヶ月というのも解せません。突然現れてスッパリ姿を消してしまった謎の浮世絵師写楽。その正体は河出書房新社が出版した『もう一人の写楽』が解き明かしています。本の内容は「写楽は李朝の密使だった! 十返舎一九の父親もまた、李朝の高官だった。衝撃的な仮説を通して浮かびあがる天才絵師の素顔とは? ミステリーを超える緊迫感で魅了する異説・写楽考の快著!」と紹介されています。著者は韓国の国会議員だった李寧熙(イ・ヨンヒ)先生。「2021年4月25日、韓国南部にある南海郡の病院にて89歳で死去。」と翌26日付けの産経新聞で報じられています😭😭😭