90 日本一古い歌は戦勝歌である

2024年04月29日 10:31

濊の地、出雲を狛は勝ち取った

 「八雲立つ出雲八重垣妻籠みに八重垣作るその八重垣を」
              『日本書紀』素戔嗚尊 歌謡1
              『古事記』速須佐之男 歌謡1
この歌の真の意味は
「濊と狛が争って、濊の平野であった出雲を狛が勝ち取った。駐屯軍も殲滅した。勝鬨あげよ。我らは濊の地を勝ち取ったのだ。」

 新羅の海辺から、日本の出雲地方に進出した狛系統の冶鉄集団が、濊系統の先住冶鉄集団を攻撃して大規模な冶鉄場を占領した。韓国人同士の戦いだった。八つの頭を持った大蛇(ヤマタノオロチ)というのは濊系統の冶鉄場の高炉を意味する。そして奇稲田(クシナダ)は濊系統の先住冶鉄集団のこと。素戔嗚は狛系統の鉄器集団を象徴している。
 日本一古い歌が、ロマンチックな愛の歌であれば「かっこ」はいいが、真実とはほど遠い。古代朝鮮の二代部族、熊をトーテムとする狛族と、虎をトーテムとする濊族。韓半島における権力争いに敗れた濊族が、先に進出した日本列島での権力争いにも敗れた。敗れた濊族はゲットー(強制収容所)に押し込められた。

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